個人事業は不安?
いよいよ新年度がはじまりましたね。
新しい環境での生活をスタートされた方も多いことでしょう。
私はおっとちゃんと相変わらずの毎日です。
これはこれで、とっても幸せなことだと思っています。
私が育った家庭は、いわゆる「サラリーマン家庭」でした。
父親はサラリーマン、母親は基本的には専業主婦で、時々パートや内職をしてました。
そういう親の姿を見てますから、私も学校を卒業したらどこかの会社に就職するのが当たりまえだと思っていましたし、実際就職をしました。
ところで最近の若者にはとくに、安定志向の人が多いようですね。
あまり出世欲や野心のようなものはなく、普通に生活できる程度に仕事して、自分の時間も大切にしたいと。
あくまでも一般論ですが。
ま、ずっと不景気の日本で育ったわけですから、わかる気もいたします。
安定志向の方は、自分で事業を始めるという発想はあまりなく、毎月定期的に給料がもらえるサラリーマンの方が安心するようです。
それも理解できます。
毎月だいたい「これくらいの収入はある」とわかっている方が、いろいろな面で予定も立てやすいですしね。
来月どれくらいの収入があるかわからない、というのは確かに不安です。
でも、今の時代、どんなに大手の会社でも、倒産するリスクはあります。
倒産しないまでも、事業の縮小があったり、合併があったり、リストラがあったりするのは他人事ではないですよね。
つまり、どんな大企業に就職したとしても、定年まで安定GET!という保証はないわけです。
サラリーマンの場合、そういったことで突然仕事を失いますと、そこからどうするか、というのが問題となります。
自分の都合で仕事を辞めるなら前もって準備もできるでしょうが、突然会社都合で仕事を失ってしまった場合、入ってくるはずの給料をみこしてくんでいた予定もくるってしまいますし、次の仕事をどうするかというのも、自分の意思だけではどうにもならない部分もございます。
安定を重視している方が突然安定を失ってしまった場合の精神的なダメージも非常に大きいでしょう。
そういった意味でいえば、自分で事業をやっている方が、自分が辞めない限りは他人から辞めろと言われることはありません。
また、たとえ今やっている事業があまりうまくいってなくても、その内情はすべて把握てきているわけですから、廃業するにしても前もっていろいろと準備をすることができます。
確定していない未来の収入をあてにしたお金の使い方も、しなければいいことです。
確かに個人事業の場合、毎月の収入の補償はありません。
今月儲かっても、来月もその次の月も同じように儲かるかどうかはわかりません。
ただ、うまくいけば、自分でも驚くほどの収入が得られることもあるのです。
最近は就職内定率がだいぶ上がってきているという話も聞きますが、なかなか就職先が見つからないと焦っている方は、個人事業の開業という道も一つの選択肢として入れていただくのもいいのかな、と思います。
やり方によってはお金をかけなくても始められますし、平均的なサラリーマンの給料くらいの収入を得るのは、思っているほど難しいことではありません。
就職活動で失敗して絶望して引きこもりになった、なんていう話を聞くと、
「就職だけが働き方のすべてじゃないのにな」
っていつも思います。
「事業の開業なんて、自分にはムリ」
と思っている方もいるかと思いますが、やってみるとさほど難しいことではないですよ。
もちろん「会社が守ってくれる」ということはないので、何かあればすべて自分で責任を負わなければいけませんし、自分が体調を崩したりして働けなくなれば収入は途絶える可能性もあります。
ただそれも、そういったことをわかっていれば、いろいろと対策はできるものです。
いろんな保険もありますしね。
ここまでネット環境が整っている現代では、個人事業を始めるハードルはかなり低くなっています。
自宅に居ながらフルタイムで働いているのと同じくらい、またはそれ以上に稼ぐこともできるのです。
「収入を得るためにはなにがなんでも就職しないと!」
と思い込んでいる方には、個人事業という働き方にも目を向けていただければ、いろいろな可能性が広がっていくと思います。
achikoでした